坂のプロフィール 地域・No. 京都・京都市−4
報告者 M.Ogawa
報告日 2013年10月12日
登録日 2013年10月12日

 

坂名 五条坂 (ごじょうざか) 別名
所在地 地図g  京都市東山区五条橋東6丁目と遊行前町の間から清水2丁目まで
目印  東大路通の東山五条交差点から,松原通に至る
坂の特徴 坂の方向  北東に上る
長さ  440m
斜度  部分的にやや急な坂(高低差29m,平均斜度3.8度)
形態  ほぼ直線の長い坂
標識  坂下に「こゝよりひがし 五條坂」と刻まれた石の標識がある。
 また 坂の途中に駒札風の木の標識が建っている。
      五条坂
 この立札の建っている辺りを中心にして,西は大和大路通まで,東は坂を登って清水坂に至るまでのなだらかな坂道を五条坂という。
 近年,道路の整備拡張に伴い,昔の姿は失ったが,この辺りは,清水坂と共に清水焼の陶工の家が多く,上品で風雅な清水焼が造り出された所である。
 清水焼は,室町時代中頃に始まるといわれ,寛永年間(1624〜1644)に野々村清兵衛(仁清)が出てその名声を高めた。その後,青木木来,高橋道八,尾形周平,清水六兵衛,清風与平,真清水蔵六,三浦竹泉など多くの名工が輩出し,製法と意匠の研究が進められ,西陣織,京友禅と並ぶ京都の代表的伝統産業となった。その独自の芸術性は海外でも高く評価され,輸出商品としても好評を博している。毎年八月七日から十日まで開催される陶器まつりには多くの人が訪れる。
                 京都市
由来 他  五条通りに続く坂道であるために「五条坂」と呼ばれるようになったか。
命名時期
参考文献
写真 撮影日  2013年9月 撮影者  M.Ogawa

途中より坂下方向を見る
途中より坂下方向を見る
途中より坂上方向を見る
途中より坂上方向を見る
五条坂 交通標識
五条坂 交通標識
五条坂 木の標識
五条坂 木の標識
「こゝよりひがし 五條坂」標識
石の標識

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