坂のプロフィール 地域・No. 奈良・高取町−1
報告者 totte
報告日 2014年04月28日
登録日 2014年04月28日

 

坂名 一升坂 (いっしょうざか) 別名
所在地 地図g  奈良県高取町上子島
目印  高取城址への登山道の途中。坂の起点となる場所に説明版があり,坂上に「猿石」がある。
坂の特徴 坂の方向  北より南東へ上る
長さ  150m
斜度  
形態  最初は直登、何度か回り込みながら上る階段坂
標識  坂下に木製の標識がある。
一升坂
 城跡まで約0.8KM

 また説明板「高取城跡・大手道登城案内図」に一升坂の説明が書かれている。
     史跡高取城跡
城下町から城へと登るこの道は,古くは「大手道」と呼ばれ,往時は今より道幅は広く,馬や駕籠が行き交っていました。
これから長い直線の上り坂が続きますが,この坂は古くから「一升坂」と呼ばれています。この「一升坂」という名称は,高取城築城の際に,急坂であるため石材を運ぶ人夫に米一升を加増したことによるといわれています。
それほどの難度であったことが,坂の名称の云われとなっています。
由来 他  高取城築城の際に 大変な重労働であったため 石を運ぶ人夫に米一升を加増したたためと言われている。
命名時期  戦国時代 
参考文献  
写真 撮影日  2014年4月27日 撮影者  totte

一升坂の案内板
一升坂の案内板
(マウスを画像にあてると部分拡大図を表示)
坂の中ほどにあった標識
坂の中ほどにあった標識
急な上り坂
急な上り坂
右折、左折を繰り返しながら 「猿石」まで続く
右折、左折を繰り返しながら 「猿石」まで続く
左側に「猿石」を見て さらに直進をすると山頂へ
左側に「猿石」を見て さらに直進をすると山頂へ
     猿石 (さるいし)
 高取城二の門外に所在し城下町に下る大手
筋と明日香村栢森へ下る道筋の分岐点に位置
する。花崗岩製で高さ85cm幅75cm厚さ65cmを
測る。目と鼻は円形で顔面は丸く平坦である。
口元の両端をあげ耳は顔側面の全体にとる。
手は右手をややあげている。陽物らしい表現
もみられる。背中にも表現がみられるが明確
ではない。飛鳥の“猿石”と同様に現在の明
日香村平田から掘り出され高取城築城の際に
石垣材として選ぶ途中にこの場所に置かれた
ようである。飛鳥時代の製作と考えられてい
る。猿石がのせられている台石は古墳の石材
の可能性がある。
            高取町教育委員会

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