坂のプロフィール 地域・No. 奈良・奈良市−3
報告者 totte
報告日 2012年05月26日
登録日 2012年05月26日

 

坂名 雲井阪 (くもいさか) 別名 雲居坂(くもいざか)
所在地 地図g  奈良市押上町から登大路町まで
目印  国道369号線(旧京街道)。“焼門前”交差点から“県庁東”交差点付近まで。
坂の特徴 坂の方向  北から南へと上る
長さ  520m
斜度  緩やか(高低差13m,平均斜度1.4度)
形態  まっすぐな坂
標識  坂途中のみとい池(みとりゐ池)の前に,「雲井阪」と書かれた ずんぐりした石碑がある。
由来 他  「南都八景」のひとつ「雲居坂の雨」の地であるが、名前の由来は未詳。『奈良曝』には「夜々龍まいさがり、此額をねぶりける。其時に此辺に雲うずまきしより雲井阪と名付けしとかや」という伝説を記している。
 「南都八景」は、奈良市の市街地にあった八つの景勝をうたったもの。ちなみに「東大寺鐘、春日埜鹿、南円堂藤、猿沢池月、佐保河蛍、雲居坂雨、轟橋旅人、三笠山雪」の八景をいう。
命名時期  不詳ではあるが、『蔭涼軒日録』の1465年9月26日に記載がある。
参考文献  「奈良の地名由来辞典」池田末則著(東京堂出版)
 「奈良地名の由来を歩く」谷川彰英著(KKベストセラーズ)
写真 撮影日  2012年4月20日 撮影者  totte

>国道360号線を登大路より下ると右側に標識。背後の池は「みとい池」
国道360号線を登大路より下ると右側に標識がある
背後の池は「みとい池」
左の石垣の上に標識の石が見える
左の石垣の上に標識の石が見える
二つ先の信号が登大路の交差点
転害門方向へ下る
転害門方向へ下る

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