坂のプロフィール 地域・No. 大阪・大阪市−13
報告者 KohMotoki
報告日 2013年04月12日
登録日 2013年04月12日

 

坂名 口縄坂 (くちなわざか) 別名
所在地 地図g  天王寺区下寺町2丁目から夕陽丘町まで
目印  坂上、北側に梅旧禅院、石段下北側に禅龍寺がある。
坂の特徴 坂の方向  東へ上る
長さ  130m
斜度  急坂(高低差15m,平均斜度7度)
形態  直線。坂上側は石段,坂下側はスロープ
標識  坂下に「口縄坂」と刻まれた石標と案内板がある。
口縄坂
 坂の下から眺めると道の起伏がくちなわ(蛇)に似ているところから、この名がつけられたという。付近の浄春寺には暦学者麻田剛立、画家田能村竹田、春陽軒には国学者尾崎雅嘉、太平寺には医家北山寿安ら、江戸時代に活躍した先人の墓がある。また梅旧禅院には芭蕉の供養碑も見られる。
由来 他  天王寺七坂のひとつ。坂名の由来は幾つか伝わっている。
@ 口縄は蛇の意で、坂下から見上げると坂が蛇の腹のように見えた。
A 道が蛇のように曲っていた。(現在の坂は曲っていない。)
B 大阪城築城の時に縄を打ち始めた場所。
C 坂の昇り降りが大変なので縄を手繰って往来した。
命名時期  
参考文献  @『大阪市の旧街道と坂道』大阪市土木協会・大阪都市協会 S60刊
 A『史跡名所探訪 大阪を歩く』林豊著 2007年東方出版刊
写真 撮影日  2012.11.10 撮影者  KohMotoki

口縄坂上。織田作之助文学碑がたつ
口縄坂上
織田作之助文学碑がたつ
口縄坂 坂案内板
口縄坂 坂案内板
坂沿いの善龍寺
坂沿いの善龍寺
口縄坂の由来が掲示されていた
善龍寺前
口縄坂の由来が掲示されていた

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