坂のプロフィール 地域・No. 島根県・松江市−1
報告者 totte
報告日 2012年01月08日
登録日 2012年01月08日

 

坂名 追谷坂 (おいたにざか) 別名 大谷坂(おおたにざか)
所在地 地図g  松江市東出雲町揖屋附谷から 揖屋平賀まで
目印  揖屋小学校の東で国道9号線(山陰道)から 附谷地区の住宅街に入ると,左側に「黄泉比良坂(伊賦夜坂)」と書いた案内板が出てくる。黄泉比良坂へ至る山道が追谷坂。
坂の特徴 坂の方向  東北東に上り,途中から下る。
長さ  200m
斜度  坂の西端から約2/3の距離にある峠までは上り,そこから先は下る。一部急な部分がある。
形態  藪の中の細い山道。
標識  追谷坂の説明碑が建っている。(下写真参照)
由来 他  黄泉の国に隠れたイザナミ命を追ってイザナギ命が山道を追っかけ上がった坂といわれている。峠を越したところから 黄泉比良坂の石柱の所までをヨミジ谷という。 (「黄泉比良坂物語」による)

 黄泉比良坂の説明板の中にも「追谷坂」の名前が出てくる。

命名時期  古代
参考文献  「黄泉比良坂物語」 比良坂神蹟保存会
 古事記
写真 撮影日  2011年12月8日 撮影者  totte

「黄泉比良坂」の案内板より 坂方向を見る。
「黄泉比良坂」の案内板より 坂方向を見る。
暗い穴のようだが 昼間歩くならほとんど問題はない。
少し上り坂になるが 一瞬で通り過ぎる。
山道を通り過ぎて終点近くまできたところ。少し下っている。左に少し落ち込むように見えている部分が池。
山道を通り過ぎて終点近くまできたところ。
少し下っている。(ヨミジ谷)
左に少し落ち込むように見えている部分が池。
石碑
「黄泉比良坂」と「追谷坂」の説明碑
 黄泉の国の醜女達に追われ
 ここに逃れてきたイザナギ命は
 桃の実を投げつけ退散させた
 最後にイザナミ命自ら追いきたり
 大岩をもちて塞ぎ
 生の国と死の国の境となせり
 千引の大岩なり
 これより西二百米に道祖神あり
 追谷坂と呼ぶ急坂を下れば
 揖屋付谷に通ず
 又東四百米に峠あり
 夜見路超えとて
 中意東馬場に通ずる古道あり
   ここの神を 
   塞坐黄泉戸大神なり


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