坂のプロフィール 地域・No. 東京・文京区−42
報告者 M.Ogawa
報告日 2010年3月11日
登録日 2010年8月12日

 

坂名 御殿坂 (ごてんざか) 別名 大坂(おおさか)
富士見坂(ふじみざか)
御殿表門坂(ごてんおもてもんざか)
所在地 地図g  文京区白山2丁目と3丁目の間
目印  東大付属小石川植物園の東側に接する道路。
坂の特徴 坂の方向  坂下は北北東へ,坂上は北東に向かって上る
長さ  約200m
傾斜  急坂(高低差11m,平均斜度3.5度)
形態  
標識  坂下に文京区が設置した標識がある。
御殿坂  ごてんざか  (大坂,富士見坂)
 「御殿坂は戸崎町より白山の方へのぼる坂なり。この上に白山御殿ありし故にこの名遺れり. むかしは大坂といひしや」(『改撰江戸志』)
 「享保の頃,此坂の向ふに富士峰能く見へし故に,富士見坂ともいへり」(『江戸志』)
 白山御殿は,5代将軍徳川綱吉が将軍就任以前,館林候時代の屋敷で,もと白山神社の跡であったので,白山御殿といわれ,また地名をとり小石川御殿ともいわれた。
 綱吉の将軍職就任後,御殿跡は幕府の薬園となった。享保7年(1722)園内に“赤ひげ”で有名な小石川養生所が設けられた。また同20年には,青木昆陽が甘薯の試作をした。明治になってからは東京大学の付属植物園となった。

     植物園の松の花さへ咲くものを
        離れてひとり棲むよみやこに    若山牧水(1855〜1928)

            文京区教育委員会   昭和58年6月

由来 他  ここにはかつて白山御殿があったために この名が残った。(標識より)
命名時期  江戸時代
参考文献
写真 撮影日  2002年2月 撮影者   M.Ogawa


御殿坂 御殿坂
御殿坂 標識
御殿坂

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