坂のプロフィール 地域・No. 東京・文京区−14
報告者 M.Ogawa
報告日 2010年3月11日
2014年02月06日 写真入替
登録日 2010年8月11日

 

坂名 異人坂 (いじんざか) 別名
所在地 地図g  文京区弥生2丁目
目印  根津小学校の南を不忍通りに下りていく道の途中。東大農学部の裏手(東側)にあたり,複雑な地形で 道に迷いやすい。
坂の特徴 坂の方向  曲がりながら西に上る
長さ  60m
傾斜  緩やか(高低差2m,平均斜度1.9度)
形態  少し“く”の字に曲がりながら上る
標識  坂上に文京区が設置した標識がある。
異人坂     文京区弥生2-13 北側
 坂上の地に,明治時代東京大学のお雇い外国人教師の官舎があった。
 ここに住む外国人は,この坂を通り,不忍池や上野公園を散策した。当時は,外国人が珍しかったことも手伝って,誰いうとなく,外国人が多く上り下りした坂なので,異人坂と呼ぶようになった。
 外国人の中には,有名なベルツ(ドイツ人)がいた。明治9年(1876)ベルツは東京医学校の教師として来日し,日本の医学の発展に貢献した。ベルツは不忍池を愛し,日本の自然を愛した。
 異人坂を下りきった東側に,明治25年(1892)高林レンズ工場が建てられた。今の2丁目13番付近の地である。その経営者は朝倉松五郎で日本のレンズ工業の生みの親である。
                文京区教育委員会  平成9年3月
由来 他  坂上に東大のお雇い外国人教師の官舎があり,不忍池や上野公園の散策ルートだった。外国人が多く上り下りした坂なので,異人坂と呼ぶようになった。 (標識より)
命名時期  明治時代
参考文献  
写真 撮影日  2001年5月, 2013年11月 撮影者  M.Ogawa


坂上から見る
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坂下から見る
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異人坂 標識
異人坂 標識

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