坂のプロフィール 地域・No. 東京・文京区−41 東京・豊島区−7
報告者 M.Ogawa
報告日 2010年3月11日
登録日 2010年9月18日

 

坂名 小篠坂 (こざさざか) 別名 小笹坂(こざさざか)
乞食坂(こじきざか)
所在地 地図g  文京区大塚5丁目から豊島区雑司が谷1丁目まで
目印  不忍通りの“護国寺西”交差点から 護国寺の墓地沿いに広い道露が分かれた部分。緩く長い上り坂。上空を 首都高池袋線が通り,地下には 地下鉄有楽町線が通っている。
 このあたりは 文京区と豊島区が 複雑に入り組んでおり,坂は両方の区にまたがっている。標識は文京区が建てたものがある。
坂の特徴 坂の方向  北北西に上る
長さ  310m
傾斜  緩やか(高低差10m,平均斜度1.9度)
形態  首都高沿いの坂道。ほぼ直線。
標識  坂下の歩道橋付近に,文京区が設置した標識がある。
小篠坂  こざさざか  (小笹坂)
 豊島区と境を接する坂である。
 この坂道は,江戸のころ,護国寺の北西に隣りあってあった“幕府の御鷹部屋御用屋敷”から,坂下の本浄寺(豊島区雑司が谷)に下る道として 新しく開かれた。往時は 笹が生い繁っていたことから,この名がついたものであろう。
坂下一帯は,文京の区域を含めて,住居表示改正まで,雑司が谷町 とよばれていた。近くの目白台に長く住んだ「久保田空穂」は,次のようによんでいる。

    雑司が谷 繁き木立に 降る雨の
        降りつのりきて 音の重しも

            東京都文京区教育委員会   平成元年3月
由来 他  この坂道が開かれた当時は 笹が生い繁っていたことから,この名がついたのだろう。(標識より)
命名時期  江戸時代
参考文献
写真 撮影日  2001年11月 撮影者   M.Ogawa

小篠坂 小篠坂
小篠坂 標識
小篠坂

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