坂名	新坂 （しんざか）	別名
所在地	地図g	文京区本郷５丁目と６丁目の間
	目印	言問通りの“菊坂下”交差点から北東（東大正門前方面）に向かうと，すぐに東に上る急な坂がある。
坂の特徴	坂の方向	東に上る
	長さ	60ｍ
	傾斜	急な坂（高低差10ｍ，平均斜度10度）
	形態
標識	坂の中程に文京区が設置した標識がある。 新坂　　しんざか 　 区内にある 新坂 と呼ばれる6つの坂の一つ。 　『御府内備考』に，「映世神社々頭領を南西に通ずる一路あり，其窮る所，坂あり，谷に下る，新坂といふ」とある。名前は新坂だが，江戸時代にひらかれた古い坂である。 　このあたりは，もと森川町と呼ばれ，金田一京助の世話で，石川啄木が，一時移り住んだ 蓋平館(がいへいかん)別荘 (現太栄館) をはじめ，高等下宿が多く，二葉亭四迷，尾崎紅葉，徳田秋声など，文人が多く住んだ。この坂は，文人の逍遥の道でもあったと思われる。 　　　　　　　　　　　東京都文京区教育委員会　　　昭和63年3月
由来　他	近くの坂よりも新しいので新坂と名付けた。（「ぶんきょうの坂道」より）
命名時期	江戸時代
参考文献	「ぶんきょうの坂道」文京ふるさと歴史館 平成20(2008)年改訂版
写真	撮影日	2001年11月	撮影者	M.Ogawa
新坂 標識 新坂