坂のプロフィール 地域・No. 東京・文京区−51
報告者 M.Ogawa
報告日 2010年3月11日
登録日 2010年9月30日

 

坂名 清水坂 (しみずざか) 別名
所在地 地図g  文京区湯島2丁目と3丁目の間
目印  蔵前橋通りの“清水坂下”交差点から北に向かう坂
坂の特徴 坂の方向  北に上る
長さ  100m
傾斜  かなり急坂(高低差4m,平均斜度2.3度)
形態  直線
標識  坂下近くに「清水坂」と刻まれた石柱があり,他に 文京区が設置した標識がある。
清水坂  (しみずざか) 
 江戸時代にはこのあたりに,名僧で名高い大超和尚の開いた霊山寺(りょうざんじ)があった。明暦3年(1657)という江戸の町の大半を焼きつくす大火がおこり,この名刹も焼失し,浅草へ移転した。
 この霊山寺の敷地は,妻恋坂から神田神社(神田明神)にかかる広大なものであった。嘉永6年(1853)の『江戸切絵図』を見ると,その敷地跡のうち,西の一角に島田弾正という旗本屋敷がある。明治になって,その敷地は清水精機会社の所有となった。
 大正時代に入って, 湯島天満宮とお茶の水の間の行き来が不便であったため,, 清水精機会社が一部土地を町に提供し, 坂道を整備した。
そこで, 町の人たちは, 清水家の徳をたたえて, 「清水坂」と名づけ, 坂下に清水坂の石柱を建てた。
          文京区教育委員会  平成14年3月
由来 他  明治時代にここは清水精機会社の所有になり,大正時代に入って清水精機社は土地を町に提供し,坂道を整備した。このため『清水坂』と名づけられた。(標識より)
命名時期  大正時代
参考文献
写真 撮影日  2010年9月 撮影者  M.Ogawa


清水坂 清水坂
清水坂 坂上から見る
清水坂 標識

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