坂のプロフィール 地域・No. 東京・文京区−81
報告者 M.Ogawa
報告日 2010年3月11日
登録日 2010年8月27日

 

坂名 豊坂 (とよさか) 別名 ゆたか坂(ゆたかざか)
所在地 地図g  文京区目白台1丁目
目印  目白通りの“日本女子大前”交差点を南に下る道。
坂の特徴 坂の方向  坂下は北北東に向かって,途中北西に向かい,坂上は北北東に向かって上り
長さ  250m
傾斜  やや急な坂(高低差11m,平均斜度2.5度)
形態  坂の途中にクランク状の屈曲がある。
標識  坂途中のクランク曲がり角に,文京区が設置した標識がある。
豊坂   とよさか
 坂の名は,坂下に 豊川稲荷社があるところから名づけられた。
 江戸期 この一帯は,大岡主膳守の下屋敷で,明治になって開発された坂である。
 坂を下ると 神田川にかかる豊橋があり,坂を上ると日本女子大学前に出る。
 目白台に住んだ大町桂月(けいげつ)は『東京遊行記』に明治末期このあたりの路上風景を,次のように述べている。
 「目白台に上れば,女子大学校程近し。さきに早稲田大学の辺りを通りける時,路上の行人はほとんど皆男の学生なりしが,ここでは海老茶袴をつけたる女学生ぞろぞろ来るをみるにつけ,云々」
 坂下の神田川は井之頭池に源を発し,途中,善福寺川,妙正寺川を併せて,流量を増し,区の南辺を経て,隅田川に注いでいる。江戸時代,今の大滝橋のあたりに大洗堰を築いて分水し,小日向台地の下を素堀りで通し,江戸市民の飲料水とした。これが神田上水である。
             文京区教育委員会  平成12年3月
由来 他  坂下に 豊川稲荷社があるところから名づけられた。(標識より)
命名時期
参考文献
写真 撮影日  2001年8月 撮影者   M.Ogawa


豊坂 豊坂
豊坂
豊坂

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