坂のプロフィール 地域・No. 東京・千代田区−8
報告者 M.Ogawa
報告日 2010年3月11日
登録日 2010年8月5日

 

坂名 女坂 (おんなざか) 別名
所在地 地図g  千代田区猿楽町2丁目と神田駿河台2丁目の間
目印  水道橋駅と お茶の水駅のほぼ中間。さいかち坂から明治大学に通じる道を進むと, 右側(南西)に降りる石段がある。ここが 女坂。
 この辺りは 上(神田駿河台)と 下(猿楽町側)との高低差がかなり大きく,したがって 急な長い石段となっている。
坂の特徴 坂の方向  階段下部は北東に,上部は東に上り。
長さ  30m
傾斜  急な階段(高低差16m,平均斜度30度)
形態  階段。途中 右に曲がって上り, 途中の踊り場はやや広めにできている。
標識  中間の踊り場に千代田区の設置した標識がある。
女坂  おんなざか
 この坂を女坂といいます。
 駿河台一丁目七番地の端から 猿楽町に下る石段の坂。「男坂」に対して名づけられたものです。男坂が一直線の急坂であるのにくらべ,中途で中やすみするようになっているので「女坂」と呼ばれています。この坂のできたのは, 大正十三年(1924)八月 政府による区画整理委員会の議決により作られたものです。
          昭和五十年三月   千代田区
由来 他  近くにある男坂は一直線の急坂であるのに対して,中途の踊り場で中休みできるようになっているので「女坂」と呼ばれる。 (標識より)

 坂下の猿楽町に設置された“町名由来板”に 次のように書かれている。

・・・ ところで, 猿楽町と駿河台の間に, 男坂・女坂と呼ばれる二つの坂があります。いずれも大正13年(1924)の区画整理でつくられた坂で, 男坂は73段, 女坂は82段を数えます。どちらの坂も 一気に上ると息が切れるほどの急傾斜ですが,女坂の途中には踊り場があり 中休みできるのに対して, 男坂のほうは踊り場がなく,より厳しい上りを強いられます。そのため, 73段の坂は「男」,少し緩やかで長い坂は「女」と呼び習わされるようになりました。
                      猿楽町町会
命名時期  大正13年
参考文献
写真 撮影日  2001年8月 撮影者   M.Ogawa


女坂 女坂・途中の踊り場
女坂
女坂・途中の踊り場

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