坂のプロフィール 地域・No. 東京・新宿区−79
報告者 M.Ogawa
報告日 2010年06月06日
登録日 2010年06月06日
2014年04月11日 安藤坂併記 写真追加

 

坂名 中根坂 (なかねざか) 別名
所在地 地図g  新宿区市谷左内町と市谷加賀町1丁目 の間から,納戸町と市谷加賀町1丁目の間まで
目印  “牛込三中角”交差点から南へ,大日本印刷市ヶ谷工場の間を通って 日本学生支援機構(旧・日本育英会)ビルに至るかなり急な坂。北から南に向かって下り 途中から上る,スリバチ状の道。
 周囲は 大日本印刷関連の建物がいくつもあって"大日本印刷村"の感がある。
坂の特徴 坂の方向  坂の中央部が底になり,北と南に向かって上る
長さ  200m
傾斜  北側の坂はかなり急(北側:高低差5m,斜度5度,南側:高低差4m,斜度2.3度)
形態  スリバチ状
標識  坂の北端に新宿区が設置した標識がある。
中根坂   なかねざか
 昔,この坂道の西側に幕府の旗本中根家の屋敷があったので,人々がいつの間にか中根坂と呼ぶようになった。
           平成十七年二月  新宿区教育委員会
 かつて坂の南端(日本学生支援機構=旧・日本育英会の向い側)にも新宿区が設置した同じ内容の標識があった(下記写真参照)。この坂の南半分を「安藤坂」,北半分を「中根坂」としている文献・サイトも多いが,本稿では新宿区の説明に従って,スリバチ状の坂全体を「中根坂」とし,南半分に「安藤坂」の名称が併用されていたと解釈する。
由来 他  この坂の西側に旗本 中根家の屋敷があったため。(標識より)

 以前はスリバチ坂の上を南北に平面的につなぐ歩道橋があったが,2010年(?)ごろに撤去されてしまった。
命名時期  江戸時代
参考文献  「東京の坂風情」道家剛三郎 東京図書出版会
写真 撮影日  2001年5月,2005年8月,2011年6月 撮影者  M.Ogawa

中根坂 中根坂
北から見る
南から見る (2005撮影)
坂の北端にある標識 中根坂
坂の北端にある標識
坂の南端(旧・日本育英会向い側)にあった標識
 現在はなくなっている。(2001/5撮影)

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