坂のプロフィール 地域・No. 東京・台東区−24
報告者 M.Ogawa
報告日 2010年3月11日
登録日 2010年3月11日

 

坂名 三浦坂 (みうらざか) 別名 中坂(なかざか)
所在地 地図g  台東区谷中1丁目と2丁目の間
目印  谷中1丁目の大名時計博物館と王林寺・臨江寺との間。
坂の特徴 坂の方向  北東に向かって上る
長さ  160m
傾斜  急坂(高低差6m,平均斜度2.1度)
形態
標識  坂の途中に台東区が設置した標識がある。
三浦坂  miurazaka slope      台東区谷中一丁目四番
 「御府内備考」は三浦坂について,「三浦志摩守下屋敷の前根津の方へ下る坂なり,一名 中坂 と称す」と記している。三浦家下屋敷前の坂道だったので,三浦坂 と呼ばれたのである。安政三年(1856) 尾張屋版の切絵図に,「ミウラサカ」・「三浦志摩守」との書き入れがあるのに基づくと,三浦家下屋敷は 坂を登る左側にあった。
 三浦氏は 美作国(現岡山県北部)真島郡勝山 二万三千石の藩主。勝山藩は 幕末慶応の頃,藩名を真島藩と改めた。明治五年(1872)から昭和四十二年一月まで,三浦坂両側一帯の地を 真島町といった。「東京府志料」は「三浦顕次ノ邸近傍ノ土地ヲ合併 新ニ町名ヲ加ヘ(中略)真島ハ 三浦氏旧藩ノ名ナリ」と記している。坂名とともに,町名の由来にも,三浦家下屋敷は関係があったのである。
 別名の 中坂 は,この坂が三崎坂と善光寺坂の中間に位置していたのにちなむという。
            平成四年十一月   台東区教育委員会
由来 他  江戸時代,三浦家下屋敷前の坂道だったのでこの名で呼ばれた。(標識より)
命名時期  江戸時代
参考文献
写真 撮影日  2002年11月 撮影者   M.Ogawa


三浦坂 三浦坂
三浦坂 標識
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