坂のプロフィール 地域・No. 東京・豊島区−9
報告者 M.Ogawa
報告日 2010年3月11日
登録日 2010年3月11日

 

坂名 宿坂 (しゅくざか) 別名 砂利場坂(じゃりばさか)
浅間坂(あさまざか)
暗闇坂(くらやみざか)
所在地 地図g  高田1丁目と高田2丁目の間
目印  旧・鎌倉街道の坂。“目白不動”で知られる“金乗院”前から,目白通りの 高田一丁目交差点までの,勾配の急な坂道。
坂の特徴 坂の方向  北に向かって上り坂。
長さ  230m
傾斜  急な坂(高低差6m,平均斜度2.3度)
形態  ほぼ直線
標識  坂下の金乗院前に,豊島区が設置した標識が建っている。
宿坂道
 中世の頃“宿坂の関”と呼ばれるところが,このあたりにあった。この坂の名が,宿坂道と残っているのは,おそらくそれにちなむものと思われる。
 “宿坂の関”は鎌倉街道の道筋にあったものといわれ,したがって,ここ宿坂はその街道上の地名と考えられる。
 古地図によると,鎌倉街道は現在のこの道より,やや東寄りに位置していたが,一応ここも鎌倉街道の名残といえよう。
 今から300年ほど前,このあたりには樹木が生い茂り,昼なお暗く,くらやみの坂道として 狐狸の類がとびはねて, 通行人を化かしたなどという話も いまに伝わっている。
       昭和五十年三月  豊島区教育委員会
由来 他  中世の頃「宿坂の関」と呼ばれる関所が設けられていたことにちなむ。(標識より)
 昔,練馬方面から江戸に来るとき,ここで一泊しなければならなかったため,坂名がついたという説もある。(「まいぶれ」より)
命名時期
参考文献  ウェブサイト「まいぷれ――鎌倉街道の面影を残す『宿坂』を訪ねる」
写真 撮影日  2000年3月 撮影者   M.Ogawa


宿坂 宿坂
宿坂道(金乗院門前)
赤錆びて 見捨てられたような標識
目白不動(金乗院)
右側の石塀沿いが宿坂

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