坂のプロフィール 地域・No. 東京・調布市−11
報告者 江口 正紀
報告日 2010年11月26日
登録日 2010年11月26日

 

坂名 御塔坂(旧) (おとうざか) 別名 うとう坂(うとうざか)
男坂(おとこざか)
所在地 地図g  深大寺元町3丁目。途中 三鷹市大沢4丁目と境界を接する。
目印  武蔵境通りの旧道。坂下に信号機「御塔坂橋」、坂上に「深大寺入り口」のバス停あり。
坂の特徴 坂の方向  坂下は北東へ、坂上は北に上る
長さ  170m
斜度  緩やか(高低差10m,平均斜度3.4度)
形態  ゆるい曲線で左に曲がりつつ上る
標識  (なし)
由来  「江戸東京坂道辞典」263頁によれば、「御塔坂:調布市深大寺元町5丁目の神代植物公園の西わきを南へ、深大寺の門前町へ下るゆるい傾斜路。もとの御塔坂はその途中から野川の北岸を東南に下っていたが、都道建設工事によってなくなった。御塔坂はむかしの深大寺の塔堂跡に通じていた坂の名で...(以下略)」と記載されている。

 また、〔調布の古道・坂道・水路・橋:77〜78頁より抜粋〕には、《『新編武蔵風土記稿』でも、この坂を深大寺村との境にしていた大沢村の小名の項には「うとう坂 南にあり」とするのみで、深大寺の塔云々はまったく出てこない。(中略)一方『方言辞典』によると、洞穴、両岸の迫った深い谷、深い切通し道等を「ウト」「ウド」「ウドウ」などと呼ぶ(中略)。これらのどれかから、この坂を「うとう坂」と呼び、転じて「おとう坂」となったということではなかろうか。》とある。】
命名時期
参考文献  @石川悌二著「江戸東京坂道辞典」新人物往来社
 A調布市文化財調査報告書〔調布の古道・坂道・水路・橋〕調布市教育委員会、平成13年12月10日発行
写真 撮影日  2010.11.24 撮影者  M.Eguchi

坂下より坂上方向
 御塔坂(旧) 坂下より坂上方向。
 左ミラー下に東京都の
 「雑木林の道、野川・深大寺コースNo.2」の標識
坂途中より坂上方向
 御塔坂(旧) 坂途中より坂上方向
坂上より坂下方向
 坂上より坂下方向
 左の坂はカルメル会修道院入口。右は御塔坂(新)

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