俵アーカイヴ

 

江戸で坂の名前が初めて出現したのはいつか?
坂名のもつ意義とは何か?
坂名の歴史的展開を年表とグラフで示し その持つ意義に論及したのが
俵元昭氏。
俵氏の『坂』に関するあらゆる発表をここに集めて公開します。


『俵元昭 アーカイヴについて』  俵 元昭

 このコレクションは 東京地縁社会研究所の磯谷真理子に命名され、 同所の井手のり子が管理するものである。
俵元昭に関する新聞報道、放送台本、インタービュー、ルポルタージュ記事、著作などのほぼ9割以上、 約300点を掲上した目録となっており、その主体部分は島根県浜田市立図書館に現物が所蔵されているが、 その内容は絶版等で入手しにくいものも少なくない。とくに著作は、多く神奈川県鷺沼在住の 著者の手元にある、書き入れ本などから写しとして提供できるが、そのうち坂道に関するものは、 坂道出展表などから、必要なものを指摘されれば、「写し」で、本欄を通じて希望者に提供できる。 特に坂道関係では、単冊で出版されたものがなく、雑誌連載あるいは単発掲載記事なので、 閲読はこれを通じるのが容易であり、また、俵元昭関係以外の近世以前の 江戸の坂道関係抜粋記事類と住居表示、坂道運用法令類はこのコレクションに併せて コピー入手の便宜がある。

 

 


俵元昭氏 略歴

1929年 島根県生れ。1956年 慶応義塾大学文学部史学科卒業
東京地縁社会史研究所所長 記録作家
元・東京都港区文化財保護審議会委員
1977年 「近代沿革図集」で長谷川伸賞受賞
切絵図研究家として知られる。
古文書など豊富な資料を駆使し, 軽妙な分かりやすい語り口には定評がある。
2022年12月 神奈川県藤沢市にて逝去

主な著書
『江戸図の歴史』(共著) 築地書館 1988
『半死半生語集』 学生社 1994
『素顔の久保田万太郎』 学生社 1995
『復元江戸情報地図』(共著)  朝日新聞社 1996
『江戸の地図屋さん』 吉川弘文館 2003
『港区史跡散歩(東京史跡ガイド)』 学生社 1992
『港区の歴史(東京ふる里文庫)』 名著出版 1979
『東京百年史』第四巻(編書)東京都 1988

 

目次

「江戸の坂道」を読み取ろう(1997)〜古地図が語りかけるもの

東京の坂道事情(1997)

東京坂道物語 (1976)

坂名の発生 (1985)〜東京の坂道の歴史的検討

 

 


 

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